夢の国から現実へ

一時期、ブランド食器に凝ったことがあります。まだネットも普及していなかった35年程近く前にTVの 通販で買ったと記憶しています。ロイヤルと言うとコペンハーゲンは有名ですが、わたしが購入したのは【ロイヤルキングストン】と言うイギリス製のボーンチャイナで日本ではあまり有名でもなさそうです。それでもわたしはそのカップソーサーの魅力に惹かれて見ているだけでも癒されてワクワクしてきます。買ってよかったと心から思っておりました。

子供の頃から我が家にあるカップ&ソーサーの揃いはWAKOというブランドで日本の食器でした。それも薄いつくりですし、いいものだと思うのですが、キングストンのカップはやや小ぶり乍とても自分に馴染んでいるので、他のカップソーサーを見ると大きく感じてしまいます。WAKOといえば今では記念品贈答品のお店になっておりますね、今検索しても有田焼きなどを扱っているようですが、自社の製品としての陶器は見つけられませんでした。

ウェッジウッドやジノリ、マイセン等々、、、限が無いくらいの海外ブランドを見ていると、良い物は高くて手が出ません(笑)そういった中、検索で日本のブランドを見ていましたら、なかなかレビューが好評なのでペアを購入しましたが(5客を買っても、殆んど使わないと思われますので)、届いて開封してもときめき感がありませんでした。わたしの中でキングストンのカップの形状に慣れすぎて、他のカップを見ると大きく感じてしまうからだと思います。

先日、親戚の家ヘ行ったのですが、目も眩むほどブランド食器のオンパレードで、思いがけずに目の保養とその器で食事を出していただけて、この上ない天国状態に浸ることができました(笑)そういう器に興味が無ければ何も感動しないかもしれませんが、見るものすべてが高嶺の花ですから、直にこんな近くで見ることが出来て、尚且つ食事までその器で戴くことが出来ることの幸せと言ったらありませんでした(*ˊᗜˋ*)わたしは一日中見ていても飽きないと思います(笑)

そして家に戻り、夢の国から一気に現実へ戻されましたけれど、改めて我が家にある食器を見渡せば要らないものばかりあれこれあります。一度も使ったことの無い揃いの食器の数々、それにあれこれと頂き物もあり、自分で買い揃えたものもありますが、使われることの無い食器が色々とありすぎてうんざりしました。需要のあるところへ無料で引き取って欲しいと思うほど、新品中古になっているモノが沢山あります。一度も使っていない揃いって・・((^^;

オークションなどでもそういったレトロな食器が出ておりました。元々わたしは捨てることが出来ないタイプで、思い切りが悪いから何でもモノが捨てられない派です。ちょっとしたプリンなどの容器でさえも、硬いしっかりしたつくりだと洗って取っておくのですから、この状態は何をかいわんやです。

そういう見切りをつけられる自分になりたい、と切に思う今日この頃です。

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